医療機関を受診するように薦めるには - 本人が拒否する場合は
医療機関を受診するように薦めるには
うつの疑いがあり、受診を薦めてもすぐに
診療につながるとは限りません。
「原因はわかっているから」
「疲れているだけ」と
病気を否定しようとします。
その背景にはうつ病という病気に対する
誤解や精神科にかかることへの抵抗が
大きいことがあります。
まずは、ご本人の気持ちを受け止めてあげましょう。
旦那に話すこと
- 弱さや怠けではなく病気である
- 誰でもかかる可能性のある病気である
- 休養と治療で楽になる可能性が高い病気である
- わたしが支えてあげると伝える
旦那が信頼している人から薦めてもらうことも有効です。
そして良かれと思って言ってしまいがちなNGワードをあげておきます。
- 「頑張ってね」×
- 「早く元気になってね」×
- 「うつになるなんて。何か心当たりある?」×
このような発言は逆に追い込んでしまうので、絶対にダメです。
逆に効果的なワードは次のようなものです。
- 「大丈夫だよ」○
- 「今は『人生の夏休み』だから休んでいいんだよ」○
- 「話したくなったら、いつでも聞くね」○
本人が医療機関の受診を拒否する場合
妻が立ち会うことで治療がスムーズに進む
妻からえられる情報が役に立つ
妻が受診に立ち会うと本人からだけでは
分らない生活状況や病状の変化が聞けるので、
医師には大きなメリットになります。
妻と医師とが信頼関係を築くことができ治療もスムーズになります。
初診時や心配な症状があるときに付き添い、
医師から家庭での対応のしかたなどの指導
を受けましょう。
このときに、夫を無視して妻ばかりが話すのはNG。
あくまで夫の診察がメインです。
本人の同意を得れば妻だけの受診もOK
事前の申し出があり本人の同意文書などが
あることが条件となりますが、
自由診療でとにかく医師に夫のことを
相談したい場合は可能です。
ただし自由診療となり全額負担になり
お薬は処方してもらえません。
細かい条件を満たせば保険適用になりますが、
医療機関の事務員に聞くのが良いでしょう。