夫が医療機関への受診を嫌がるときには

風邪でも早めの対応をすれば、
1、2日で治りますよね。
病気も早めに専門家にかかるのが
一番なのです。
 
 
妻が受診をすすめても拒絶されてしまうことがあります。
 
特にうつ病になると怒りっぽくなるので夫婦で口論になることもあります。
 
夫が受診を拒否したら無理に説得しようとするのは禁物です。
まずは、夫の気持ちを理解するように努めましょう
 
誰でも自分が「こころの病気」にかかっているということは、受け入れがたいものです。
 
自分の言動を信じてもらえなくなるかもしれないという恐怖感や、
「解雇されるのでないだろうか」
「仕事を任せてもらえなくなるのでないだろうか」
といった不安で動揺し熟睡できない日を過ごしています。
 
ほとんどのうつ病が薬で治るのは確かですが、
だからといって「薬がを飲めばすぐ治るわよ」
「単なるこころの風邪なだけよ」と、
必要以上に軽く扱う言葉は、本人を深く傷つける
のできをつけましょう。
 
初期のうつ病の場合には、本人が診察を拒絶するなら
無理強いせず、2~3ヶ月は様子をみてもかまいません。
場合によっては自然になおるケースもあります。
 
妻が余裕をもって「少し様子をみようか」というと、本人も安心します。
 
十中八九は治る病気らしいよ」などと伝えておくと、
そのうち自分から受診してみようかと言い出すかもしれません。
 

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親しい信頼できる第三者を探す
 
親友や先輩など身近に夫が信頼している人がいれば、
相談してみましょう。
ただ、夫の両親は感情的になりかえって
逆効果になることがあるので、避けましょう。
 
適当な第三者が見当たらず、どうしても精神科
などのの受診を拒絶する場合には、
内科などを受診し精神科へ紹介状を書いてもらうのが良いでしょう
 
内科的には問題はないという医師のお墨付きからの
紹介であれば精神科等への受診のきっかけになります。
 
このようにあらかじめ妻が電話で相談したり
面接を依頼するなどして状況を内科医師に
説明しておくと精神科等への診察がスムーズにゆきます。