共倒れにならないために
家庭という閉じた空間でうつ病の夫と生活していると、
まわりがみえない状態になり、妻自身が抑うつ状態になることがあります。
「夫を助けよう」と献身的になり過ぎ、
ふたり揃ってうつになる危険性があります。
こんな考え方になっていたら黄色信号
- なんで、こんな人と結婚しちゃったんだろう
- 私になにか足りなかったのかしら
- 夫は私のことを愛していなかったのかも
さらに次のような感情やキレ方をするようだと赤信号
- 全部投げ出して逃げ出したい
- 私ばかりこんな酷い目にあうの
- 夫はいつも寝てばかり、腹が立つ
つらいときには、まずは夫の主治医に相談!
夫がうつ病になると、妻は先の見えない不安に苦しめられます。
看病に加え、仕事や家事、育児をひとりで
こなしているうちに追い詰められ、
自分までうつ病になってしまうのです。
夫のうつ病治療では、
妻の看病が大きな支えのひとつです。
しかし、夫ができることまで先回りしてやってしまい、
過剰介護になって共倒れになりかねません。
夫を看病中の妻にはサポーターが必要です。
子育て中ならこども家庭総合支援拠点などで
支援が受けられます。
支援団体については次に詳しく説明します。
妻の精神状態が悪化した場合には、夫の主治医に相談し、
カルテを着くってもらい一緒に治療を受けましょう。
自分自身も治療を受けることで、
夫に対する見方も変わることでしょう。